5年目の定期検診を再発なしでクリア。観察期間終了で、消化器外科を卒業しました!

抗がん剤治療 ゼロックス療法 闘病日記【8クール終了後 | 175+15日目】

抗がん剤治療 闘病日記

2018年3月13日(火)【8クール終了後 | 175+15日目】

検査結果を聞くため病院へ。
予定通り10時ぐらいに呼び出しされ、部屋に入る。

大腸ガンが転移する場合、肺や肝臓に飛ぶケースが多いが、CTの結果からは再発や転移等の兆候は見られないとのこと。

気になる点として、肺炎の痕跡が見られると。
なった覚えは無いけどなんだろう?

そして、気になる影が見られると。

「ここらへん」と肺の部分のCT画像を見せられたが、全然他の影との違いが分からない。
この2点については、現状特に治療するレベルのものではないので、要観察で今後定期的に検査する中で様子を見ていく。

また大腸カメラについても、再発ぽい兆候や腫瘍は生じてないので、こちらも問題なし。
吻合部近くに2ミリほどの腫瘍があったけれど、腫瘍にも、すぐ取ったほうが良いものと、問題ないものの2種があるが、問題ない方ということで、これも経過観察していく。

大腸カメラを実施するサイクルの半年から1年の間に、手術じゃないと取れないレベルになるのが怖いと話をしたら、そんな期間で取れないほど大きくならないみたいなことで、希望があれば、その際には対応しますと。
一般的に、2ミリぐらいなら取らないそうで。
1センチぐらいだと、大腸カメラでワイヤーひっかけて取る感じのようだ。

以前は、手足の痺れは半年ぐらいで治ってくるような話を聞いていた気がするが、「以前説明した通り、これは治るもんではない」 と。
「不可逆的なものだと思ってください」と。

何か記憶と違うが、これがファイナルアンサーじゃ、しゃぁない。
術後の腿の痺れも気にならない程度になっているので、同じように治りきらなくても「気にならない」レベルになるのを期待したい。

平衡感覚の失調については、薬の影響とは考えにくいとのこと。
エルプラットは良い薬ではあるが、神経を傷つけるのが非常に困った副作用で、手足の先が痺れるのは、神経は末梢に行くほど細く、ダメージを受けやすいため。
平衡感覚等は脳などの太い神経系にあるので、薬によりやられたとは考えにくい と。
ただ実際に症状が出ているため、ひどいようなら神経科を紹介するとの話。

で、がんの薬を飲まなくなったので、ここ数日強力に症状が出てきた花粉症の薬は飲んでOKと。

家族が気にしていた食事について「糖分がガンの栄養になって悪化する」という話を振ったら、笑いながら否定された。
それを言ったら、すべての細胞が糖分を栄養にしてますよ と。

これからの生活について、特別な食事や運動などは必要なく、いわゆる「健康的な生活」を少し意識しながら生活してくれれば良いですと。

初期診断では腸炎だと言われたのが大腸がんだったり、ステージ2と思われたものが3aだったりと、検査のたびに「思ったより悪い」ケースが多かった。
今回も何か見つかって、再発や転移による抗がん剤や新たな治療が必要になるかもと鬱々としていたけれど、2ミリのポリープと肺の影で済んだのは、不幸中の幸いという感じ。

これで、長かった一通りの治療と検査は終わり。

以上で、昨年の下血から始まった、半年の手術・抗がん治療に一段落ついた。
今後は3カ月おきに診察、半年ごとにCT等を実施しながら観察を続ける。

長かった…。


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