4年半目の定期検診は2022年3月。異常なしとなるよう頑張ります。内容もちょっと見直してます。

「高額療養費制度」の概要と「限度額適用認定証」入手法

その他

健康保険には、高額な医療費が生じた際に負担金を軽減してくれる、医療費補助制度いくつかあります。

その最たるものが「高額療養費制度」です。
別名、「高額医療費」とか「限度額認定」とも言うかもしれません。

収入により設定された、自己負担限度額を超えた医療費が、後日払い戻されます。

しかし、後から返ってくる分は立て替えねばならず、手術によっては数十万になることもあるため、一時的とはいえ非常に厳しいです。

そこで、事前に限度額を証明する「限度額適用認定証」というものがあり、医療機関の窓口で提示すると、医療機関が代わりに払い戻し処理をしてくれます。

これにより、病院では限度額が適用された金額のみ支払えば済むようになり、立て替えや申請の手間がなくなります。

おそらく、高額な医療が必要になった際には、病院などから「限度額適用認定証」を用意するよう言われると思いますので、使わない方はいないと思います。

で、私が手術を受ける際、「どんな制度?」「認定証って、どう作りゃいいねん?」となったので、今回は制度の概要や発行方法などをまとめました。

■大腸がんの実体験に基づいて書いています

私は2017年に大腸がんが見つかり、入院・手術をしました。
診断は直腸がん ステージ3aとなり、半年の抗がん剤治療を受け、現在は経過観察中です。

闘病の概要は下記記事にまとめています。

その時の記憶や日記、明細、メモなどを元に書いているので、拾ってきた情報ではなく、実体験に基づいた情報ですので、一次情報として参考になるのではと思います。

■高額医療費制度について

詳しくは全国健康保険協会のサイトなどに記載されていますが、多分読む気がしないので、かいつまんで説明すると、

「払った医療費を設定額を超えた分払い戻すよ」

というやつです。
これにより、医療費負担は大幅に減額されます。

残念ながら、「医療費が無料!」ということにはなりません。
私は少し期待しちゃいましたが…。

月収を基準に5段階で分類され、月収が低いほど多く軽減され、月収が高いほど軽減額は減ります。

・限度額の計算式

参考までに、計算式を載せます。

区分は限度額認定証発行時に勝手に印字されますし、医療費も病院で勝手に計算されるので、基本的に、私たちが計算する場面はありません。

自分がどこに区分されるのか?あたりは、何となく知っておきたいとこかな というところです。

一番右の多数該当は、3ヶ月以上高額な医療費を払うことになった場合に該当します。

たとえば、抗がん剤治療の場合は数ヶ月に及びますので、4ヶ月目から定額になります。

■どれくらい医療費が軽減されるのか?

高額療養費制度で、どれぐらい医療費が軽減されるか?を、私の大腸がんの手術入院した時の金額を例に見てみましょう。

これは、私が入院したときの支払明細です。

「小計」の 172,534 が医療点数です。

単位は”点”で、×10円(10円未満は四捨五入)が医療費になります。
「一部負担金」の 94,683 が、最終的に支払う医療費で、そのまま円がつきます。

「食事標準負担」は、保険適用外なので全額負担。
ここでは計算から省きます。

なので、

10割負担だった場合、172万5340円

の入院だったことになります。

そして、通常の3割負担であれば、

51万7,602円(1725,340 × 0.3 = 517,602)

となります。

しかし、支払う医療費は9万4,683円。

驚きの40万以上も軽減されています。

どのように減ったのかを書きますと、
私の収入の場合は、前述の表の「3区分(ウ)」に該当したため、自己負担額の計算は
「 80,100円 + ( 総医療費 - 267,000円 ) × 1%」となります。

入院費の明細より、総医療費の数字 172,534 を入れてみると、

80,100 +( 1,725,340 - 267,000円 ) × 1% = 94,683.4

で、小数点以下切り捨てて 94,683 となります。
明細通りの数字です。

文字通り大幅軽減されており、非常にありがたい制度です。

■「限度額適用認定証」入手方法

「限度額適用認定証」は、加入している健康保険組合に発行してもらいます。

会社の健康保険や個人で入っている国民健康保険ですね。

費用はかかりませんが、会社の健康保健と個人加入の国民健康保険では、申請先が異なります。

・会社の健康保険に加入の場合

会社員であれば、会社が加入している健康保険組合に申請を出します。

そのため、会社の健康保険などを処理する経理や総務の方に相談してください。

私が申請した際には、申請書を記入して、直接郵送するよう言われました。発行は思いのほか早く、送ってから一週間以内には家に届きました。

・国民健康保険の場合

国民健康保険に入っている場合は、区役所などの健康保険窓口に行けば作ってもらえます。

私の住む区では、窓口で指定の書類を書いて出したら、10分ほどでプリントアウトされたものを、その場でもらえました。

■「限度額適用認定証」は有効期限がある

限度額認定証には、有効期限があります。

有効期限は申請書類で指定もできますが、最長で1年。
発行時と同じように申請して、期限を迎えた認定証を返却し、改めて発行してもらえばOKです。

治療が終わっていたり、以降の医療費が高額にならないなど、不要な場合は発行元の健保に返却します。

必要になったら、再度申請すれば作ってもらえます。

■おまけ:医療費控除のため、明細は取っておきましょう

高額療養費制度で大幅な医療費軽減ができますが、他にも確定申告で払った医療費を申請すれば「医療費控除」も受けられます。

確定申告は面倒ですが、税金が減るのでバイトだと思ってやりましょう。

医療費控除では、薬局で買った医薬品や病院に行った交通費も認められます。

申請のために、病院の領収書やドラックストアなどで買った医療品のレシートなど、医療関係の明細は片っ端から取っておいたほうがいいです。

また、病院に行った交通費も申請できるので、バスや電車代についても記録しておくとよいです。

■おわり

高額療養費制度は、突然大病を患い、多額の医療費を求められるという地獄のような状況を助けてくれる、ありがたい制度です。

私も入院費用の大幅な軽減が受けられ、非常に助かりました。

「高額療養費制度」や「医療費控除」などの医療費補助を利用して、治療を頑張っていきましょう。

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