4年半目の定期検診は2022年3月。異常なしとなるよう頑張ります。内容もちょっと見直してます。

大腸がん 経過観察の内容と費用【直腸がんステージ3a 経過観察の実体験】

その他

今回は、大腸がんの経過観察の検査内容と、その検査にかかる費用の話をまとめました。

がんの手術・抗がん剤を終え、治療が必要な腫瘍がなくなっても、治療は終わりではありません。
がんには「再発」と「転移」の危険があるためです。

そのため、がん治療では手術や抗がん剤治療を終えた後も、長期の「経過観察」が行われます。

本投稿では、がん治療後の経過観察が必要な理由をはじめ、私が受けている経過観察の検査内容、その費用をお伝えします。
検査費用は手術や抗がん剤ほどの大きな出費ではありませんが、地味におサイフに痛いんですよね。

実体験と医師の話、私の気づきをふまえ、素人目線でお伝えしますので、一般論・実態・周辺情報など、大腸がんの経過観察について網羅的に知れると思います。

私は2017年8月に大腸がん(直腸がん ステージ3a)の手術・抗がん剤治療を行いました。
2020年現在、引き続き経過観察を行っており、順調に経過しています。

私のプロフィールや大腸がん闘病の概要は下記記事にまとめていますので、興味あればご覧ください。

ではスタート。

■がん治療で経過観察が重要な理由

先述のとおり、がん治療は手術や化学療法後に長期の「経過観察」を行います。
がんには「再発」と「転移」の危険があるためです。

大腸がんの再発率は、ステージ1で約3%、ステージ2は約13%、ステージ3で約30%といわれます。
そして再発した方を調べると、治療開始から3年以内が8割、5年以内の再発が9割という統計があります。

これを逆に考えると、5年間再発が認められなければ、再発の可能性は低いと考えられるということです。

このことから、治療開始から5年間は再発注意期間とし、経過観察として定期期な検査を行うのが一般的です。

がんを画像診断で発見するには、5ミリぐらいの大きさがないと、小さすぎて見つけることが難しいとされます。
小さくて見つけられなかった腫瘍が育ち、画像診断で認識できる大きさになってくるのが、5年くらいなのかもしれません。

特に直腸がんは、最初のがんと同じ、または近くにがんが再発する「局所再発」になるケースが多く、注意が必要です。
ただ、再発しても定期的な検査で早期発見できれば、手術を要せず内視鏡で除去できたりします。

経過観察では、頻繁かつ詳しく健康状態を検査されます。
異常があれば、そのまま治療を受けられる。
そいういう意味では、健康な方たちよりも病気の心配が低いかもしれません。

■経過観察の検査内容と期間

つづいて、実際に私が受けている経過観察の検査内容です。

基本的には、1年で一通りの検査が一巡するので、それを繰り返す流れです。

私の場合は、内視鏡検査は毎年ではなく、2年に1回となっています。

・診察と採血

3ヶ月おきの診察に合わせ、採血をして数値を観察します。
CTと合わせた別日だったり、診察の2時間くらい前に採ったりです。

健康関係の各数値と腫瘍マーカーの検査を兼ねます。
チェックしている腫瘍マーカーは、「癌胎児性抗原(CEA)」と「CA19-9」です。

たまに中性脂肪が基準値外だったり、腫瘍マーカーの数値が微妙に上下するのを見て、心揺さぶられています。

・CT

半年おきにCTで画像診断を行います。
病期診断の輪切り映像を撮るアレです。

大腸がんで転移しやすい肺と肝臓の転移を見るためか、「胸部」と「肝−骨盤」の範囲を別撮りで行っています。

理由は分かりませんが、肝−骨盤CTのみ造影剤を使って撮影されます。
造影剤を注入されると、粘膜といわれる喉や口の中、直腸のあたりなどが熱くなり不思議な感覚があるので、ちょっと面白いです。

あと撮影時に、息を止めて〜 楽にしてください〜 というような指示を受けるときに光る人の顔が妙に印象に残ります。

このピクト、メーカーにより顔が違って、丸顔のやつもいる。

・大腸内視鏡検査

ご存知、細長い内視鏡をお尻から入れて直接腸内を撮影するものです。
下剤で腸内を空っぽにして行く必要があります。

腸内に空気を入れて、奥へ進んだり撮影したりするため、腹が張って苦しいです。
あとお尻から何かを入れられる違和感がスゴイですね。

手術から半年後の内視鏡で、すでに2ミリほどのポリープが見つかっており、ビビっています。

その他、「直腸指診」というのもあったりするようですが、私は受けたことはありません。

■経過観察でかかっている費用【2年分】

さて経過観察では、どれぐらいの費用がかかるのか。
手術・抗がん剤の費用は別記事でまとめているので、抗がん剤治療の終了後から直近までの費用をまとめました。

ちなみに、抗がん剤治療を終えたのが2018年2月末。
そこから2020年現在までの検査です。
※一部、抗がん剤の限度額認定が絡み、支払額が低くなっています。

・経過観察 抗がん剤治療終了から1年目

抗がん剤治療終了から1年目の検査費用の合計は、37,440円

検査内容費用
2018年3月胸部CT0円(限度額認定の関係で)
採血、肝−骨盤CT(造影剤使用)11,810円
大腸内視鏡検査5,520円
診察1,420円
6月採血・診察3,310円
9月採血、胸部-骨盤CT(造影剤使用)10,910円
診察1,310円
12月採血、診察3,160円
※医療費は病状、医療機関により異なりますので参考として御覧ください。

造影剤を使ったCTが高いです。

・経過観察 抗がん剤治療終了から2年目

抗がん剤治療終了から2年目の検査費用の合計は、41,000円

検査内容費用
2019年2月胸部CT5,610円
3月採血、肝−骨盤CT(造影剤使用)10,910円
診察1,420円
6月採血、診察3,050円
8月胸部CT5,610円
9月採血、肝−骨盤CT(造影剤使用)10,910円
診察1,420円
12月採血、診察2,070円
※医療費は病状、医療機関により異なりますので参考として御覧ください。

3年目は、1年目と同様となりますので、

検査内容費用
2020年2月胸部CT5,610円
大腸内視鏡検査5,510円
採血、肝−骨盤CT(造影剤使用)7,890円
3月診察1,310円
※医療費は病状、医療機関により異なりますので参考として御覧ください。

と続いています。

検査の内容は変動しますが、私の経過観察の費用は、

年間で、大体4〜4.5万

くらいで推移しています。

限度額が適用されるほどの金額ではないので、請求額=負担額という感じです。
年間で考えても10万以下なので、医療費控除を受けるほどにはならないです。

とはいえ数万円かかるため、地味におサイフが痛いものではあります。

■検査中で別の病気が見つかることも

頻繁に検査することのメリットとして、私が大腸がんの経過観察で受けている検査の中で、別の病気が見つかることがありました。

定期検診のCT結果を見た医師の方から、肝臓の血管の形がおかしいということで指摘があったのです。
精密検査をしたところ、極初期の「バッド・キアリ症候群」という病気っぽいとのことで、経過観察の内容に加えられました。

大腸がんは、血流の関係などで肝臓と肺に転移することが多いとされます。
なので、肝臓のCT結果を注意深く見ていただいていたため、初期の段階で病気が見つかったのだと思います。

もちろん、がんの経過観察で他の病気を見つけるというのは検査の主目的と違いますので、そういうケースもありましたという範囲でご理解ください。

■おわり:経過観察を終えるまでが治療

以上、経過観察が必要な理由と実際の検査の話、その費用などをまとめました。

ケガや風邪などは、大体治ったら治療終了という感じですが、がんには特有の「再発」や「転移」があるため、注意が必要。
再発する場合、5年以内に起きることが9割なので、5年は注意深く検査していきましょう というのが、がんの経過観察です。

検査費用が手痛い出費ではありますが、自動的に早期発見や健康管理が行える点にはメリットも感じられるのではないでしょうか。

一部、経過観察を軽視して通院をやめてしまう人がいるそうですが、がんの場合は、面倒の代償が命になる場合もあります。
検査をしないということは、「再発しているかもしれない」という不安を抱えながら生きることにもなります。

人生100年時代。
「経過観察を終えるまでが、がんの治療」と心得て、しっかり治療を受け切ることは、その後の人生の安心にも繋がるのではないかと思います。

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