抗がん剤治療 ゼロックス療法の副作用の1つに、末梢神経障害があり、冷たいものに触ると痛みを生じるものがあります。
その大きな問題として、冷たい水がダメになります。
私もエルプラットの点滴後の数日は、水を飲んだり手を洗う際、常温の水道水では違和感や痛みが走ることが多々ありました。
1クール目の点滴を受けた日は9月初旬の暑い日でしたが、常温の水道水を蛇口からそのまま使って手を洗った際には、非常に違和感を感じたものです。
私の場合は冬のさなかに治療だったので、常に痛みを強いられましたが、夏といえども常温の水では違和感や痛みがありそうです。
家であれば、ぬるま湯を出して洗えるので問題なかったのですが、会社や外出時などで手を洗いたい時は困りました。
特に会社のトイレから出る時。
他はガマンするにしても、トイレ帰りには洗いたいものです。
今回は、そんな悩みへの対処法です。
■ウエットティッシュで手をふくことに
私が通う会社のトイレは、吹き抜けの階段付近にあり、非常に寒い場所でした。
最初は痛みを我慢して水道水で洗っていましたが、冬に差し掛かり、手洗いの蛇口からは健康でも凍える冷水がでてきて、私には激痛をもたらしました。
しかし、洗いたい。
そして、ある日思いました。
「ウエットティッシュで何とかならんだろうか?」
熱のあるパソコンや暖房など、温まる場所に置いて温度を上げておくことで、痛みなく手をキレイにできるようになりました。
これは快適!
勢いで、電気のウエットティッシュウオーマーでも買ってしまおうか…
と思うも、持っていくのを忘れたり、いつでも暖められるとは限らず…。
特に、この方法は外出中には使えません。
どうすればよいか…。
■ウエットティッシュを自動的に温めるシステム
しかしある日、自動的に諸問題が解決されました。
トイレから戻った後も、忘れてポケットに入れっぱなしにしていたら、温かかったのです。
そうです。
何のことはなく、
「ポケットに入れておけばいい」
だけでした。
ガッカリだったら申し訳ないですが、私には革命的アイデアでした。
ズポンのポケットや上着の内ポケなど、体温が伝わる場所に入れておくことで、自動的に体温付近の温度になり、痛みを感じないウェットティッシュが常備できます。
私はこれにより、水で手を洗う憂鬱から開放されました。
特に大腸がんにかかると、突然の腹痛で駅や公園などに駆け込む場面が増えましたので、いつでもOKというのはありがたい状態でした。
なんでもいいですが、当時はキレイキレイやギャッツビーをよく使ってました。
ベタつかない水99%なものもいいかもしれません。
コロナ対策として、除菌できると一石二鳥ですね。
■おわり:コスパは悪いが、手を洗う回数を考えれば…
以上、
「副作用で水で手を洗うのがツライ場合は、ポケットにウエットティッシュを常に入れて体温で温めて拭けばOK」
という話でした。
常にウェッティーというのは正直コスパはよくありませんが、トイレは毎日何度も行くもので、嫌な思いが削減される回数も多いです。
私の治療当時は無かった小型のウェットシートウォーマーもあるようで、色々探してみるのも副作用の攻略法を探す気分転換になるかもしれません。
どなたかに役立てば幸いです。
他にも、副作用を乗り切るために使っていたアイデアを投稿しますので、気が向いたらまた来てください。