5年目の定期検診は2022年9月。そこで再発していなければ完治ということになります。

大腸がんの手術・入院でかかった治療費【直腸がん ステージ3a】

大腸がん 入院・手術の話

今回は、私が大腸がん(直腸がん ステージ3a)で、手術のため入院した際にかかった医療費について、詳細にまとめました。

がんは進行性の病気のため、発見されたら速やかに治療する必要があり、多くは手術による治療を始めます。

その際に不安となるのが、入院の費用や期間、そして手術など、どんな治療をされるのかなど…。

風邪でも怪我でもそうですが、医療費って終わってみなければ分からないのが困ったものです。

病状や病院、療法によって費用は異なってくると思いますが、実際に払った医療費をお伝えするので、目安になるのではと思います。

本記事は医療費に限定してお伝えします。入院期間や、手術の体験談については別記事で書いておりますので、別途参照ください。

私は2017年に大腸がんが見つかり、入院・手術をしました。
診断は直腸がん ステージ3aとなり、半年の抗がん剤治療を受け、現在は経過観察中です。

闘病の概要は下記記事にまとめています。

その時の支払い明細やメモをとってあり、それを元に書いているので、拾ってきた情報ではなく、実体験に基づいた情報となっています。

「大腸がん ステージ3a」の手術・入院費

私の病は直腸がんで、大腸の腫瘍のある部分を含め30cmほどカットし、繋げるものでした。
手術は腹腔鏡手術で、2017年8月2日の入院から8月13日の退院までの12日で退院。

という前提で、さっそく答えを。

12日の手術入院をして、退院時に私が支払った額は、

10万4,043円
(限度額適用、医療費94,683円、ベッド代0、食事代9,360円込)

でした。

ご注意いただきたいのは、なるべく安く済むよう選択した額ということです。

後述しますが、一番安い部屋を希望し、入院着のレンタルなどのオプションを利用せず、必要なものは自分で用意したので、安く済んだ方なのではないかと思います。

病気の治療は、すべてオーダーメイドというか、人によって症状や手術の方法や器具も異なるので同じようにはなりませんし、病院や医師の考え方によっても変わってくる部分もありますので、参考値と考えてください。

10倍も20倍も違うということにはならないとは思いますが、ベッド代等が入ってくると+10〜15万程度増えるので、増えて20万くらいと考えるのが良いかも知れません。

入院費の詳細

トータルで約10万でしたが、入院費は大別すると

  • 医療費
  • ベッド代
  • 食事代
  • オプション

の4つに分けられますので、それぞれ見ていきます。

医療費

医療費だけでみると94,683円でした。
最悪100万くらいするのかと思っていたので、思っていたよりだいぶ少ない印象でした。

というのも、国の高額療養費制度により医療費負担が大幅に軽減されているためです。

医療費の明細では手術入院の点数が172,534点となっており、1点10円なので元の医療費は172万5340円。その3割負担と考えると、51万7,602円となるところですが、40万以上減額されています。

詳しくは全国健康保険協会のサイトにも載っていますが、月収により自己負担限度額が5段階に区分されており、区分ごとの計算式により負担する医療費が算出されます。

私の場合は、限度額の適用区分「③区分ウ」に該当し、計算式は

80,100円+(総医療費-267,000円)×1%

となります。

限度額適用前の172万5340円を実際入れてみると、

80,100+(1,725,340-267,000円)×1% = 94683.4

と、小数点以下切り捨てて94,683で、計算通りです。

3割であれば52万ぐらいになってしまうところが、10万以下という非常にありがたい制度ですね。

高額医療費制度の利用には、限度額認定証というものが必要になります。

取得方法については、別記事でまとめようと思います。

ベッド代

ベッド代は、病院や部屋のスペックによりピンキリではあります。
しかも、健康保険適用外です。

1日8,000円と言われたら、3割負担などではなく、8,000円なのです。
それを入院日数分です。

午後に入院した分も、午前に退院した分も1日分で計算されます。

そのため、医療費を抑えたい場合は、ベッド代を抑えるようにすることをお勧めします。

お金に余裕がある方はいいですが、「一人部屋がいい!」などと気分で部屋を選んでしまうと、入院費が跳ね上がって後で痛い目を見ます。

病院によっては個室だったり、共用じゃない風呂やトイレが付いたり、眺望が良い部屋など値段に応じた部屋が用意されていたりします。

私が入院した病院では色々なグレードの部屋が用意されており、価格表の一番高額なもので「特別室」66,000円(税別)というのがありました。どんな部屋なのか分かりませんが、1日の値段です。
12日入院しようものなら、部屋代だけで80万という恐ろしい話になります。

どうせ多くの時間を寝て過ごすことになりますし、ロビーなどがあれば、そちらで寛ぐこともできます。治療は入院後も続きますので、お金に困っていない人以外は我慢しましょう。

私の場合は一番安い部屋を希望したところ、0円の部屋に入ることができました。8人部屋で、大抵は埋まっていて、たまたま入れたという話でした。

その部屋以外は日額7,000円以上なので、ラッキーと思っていました。が、安い部屋は、安いなりの理由がありました。

カーテンで仕切られたベッド同士の間は30センチもなく、狭いし、周りの人が結構うるさかったため、持参した耳栓で何とか凌ぎました。

一晩中ずっと絶叫してる人や、看護師を捕まえて延々武勇伝を語るおっさん、薬が遅いと怒鳴り散らす人、イヤホンをせずにテレビを深夜まで見る人。病気も患者も様々です。

「こっちも病人なんだ、勘弁してくれー」と当時は泣きそうでしたが、「いやー、酷いタコ部屋だったよー」と語れるため、今となっては良い思い出です。

どうせ大金払って泊まるなら、寝て過ごすためではなく、退院後に旅の宿などで使いたいところです。

食事代

私の場合は9,360円が食事負担額となっていました。
食事が出たのは26回。

いわゆる病院食は、1食いくらという感じで入ってきます。

なので、入院した12日×3食という訳ではなく、午後入院や午前退院をはじめ、術前術後の絶食時の分はカウントされません。代わりに点滴が入ってきますが。

低残渣食から普通の食事まで治療段階に合わせて提供されましたが、内容を問わず1食360円でした。この値段は病院によって変るのか分かりません。

オプション

最後にオプションです。

私は利用しませんでしたが、入院着や歯ブラシなどの日用品を1日500円とかで用意してもらえるサービスがありました。

私は自分で用意し、必要に応じて売店などで調達しましたが、意外と自分で用意するより安く済むし、洗濯のて間もなく、入退院時の荷物が少なくなるしで、利用するのもいいのかもしれません。

結局のところ、トータル20万くらいが目安かと

高額医療制度により、医療費は思っているほど高くはなりません。
安くはありませんが。

そのため、入院費のネックはベッド代になると思います。

その他、入院着などのオプションは自力で対応して抑えるようにすれば、部屋代があっても20〜30万に収まると思われます。

希望すれば、入院費の見積もりを出せることもあるので、不安であれば聞いてみるのもお勧めします。

退院後にもお金がかかってくることにも留意

入院が終われば病巣が取り除かれるため一安心ではありますが、治療では入院・手術だけでは終わりません。

入院中の休業や、退院後の静養も考えておかねばなりませんし、ステージが高いと抗がん剤治療を行います。

特に抗がん剤は高価で、私の場合は40万ぐらいかかりました。
こうなると、退院後の方がお金がかかります。

また、がんの場合は、5年間再発が無いと確認するまでが治療のセットなので、経過観察にCTや内視鏡観察などを行うため、毎年数万円がかかってきます。
これは地味におサイフに痛いです。

そのため、入院費をなるべく抑え、その後の治療に備えた方がよいです。

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