5年目の定期検診を再発なしでクリア。観察期間終了で、消化器外科を卒業しました!

大腸がん(直腸がん3a)術後5年経過 定期検診まとめ【消化器外科卒業】

その他

大腸がんの入院・手術から5年となる2022年9月。
がんのアフターフォローの期間が満了する5年目の定期検診に行ってきました。
書いてる今、12月ですが…。

何もなければ治療が完了。
何かあればリスタートとなるところ。

1.5ヶ月に一度くらい出血があったので不安でした。
が、診断は特に異常なし。

治療完了で、消化器外科を卒業となりました。
おめでとう自分。

正式に病気ヅラできなくなりました。
これからは健康な人間として、真面目に働きます。

そんな最後の検査内容と結果、治療終了後についてまとめました。

大腸がん(直腸がん3a)手術から5年経過した現在の体調

抗がん剤を終えて数年で、すでに後遺症などを意識することは無くなりましたが、5年が経過して、普通に健康です。

これから治療を始める方や、いま闘病中で副作用で苦しんでいる方々、多くの苦しい症状や副作用は消えていきます。
転移さえなければですが、時間が解決してくれると、気を強く持っていただきたいです。

トイレが近くてノータイムなのは相変わらずですが、これは治るものではないので慣れるしかありません。

唯一の気になる点は、退院後から今に至る数年、不定期に下血があること。

お尻を見てもらったけれど、痔ではないとのこと。
鮮血なので浅いところのようですが、大腸の内視鏡検査でもポリープはあれど大きな腫瘍は無く、原因はよく分からぬまま。

術後5年の検査内容

最後の検査内容は

  • 血液検査
  • 大腸内視鏡検査
  • CT検査(造影剤使用)

の3点でした。
いつも通りという感じ。

これまで何回、採血して、尻にカメラ入れてきただろうと考えると、なかなか感慨深い。
最初の頃の針を刺す恐怖や、下半身を晒す抵抗感はどこへやら。

何事も慣れですね。

大腸の内視鏡検査は15分くらいで終わりました。

いつもは、もっと長かった気がしますが、早いに越したことはありません。
長引くと、潤滑剤が薄くなってきて、カメラが動くと「擦れて、なんか熱い!」ってなってくるんで…。

内視鏡をやるときは、気を紛らわすために秒数を数えているのですが、書き残していたところでは、

2020年2月の大腸内視鏡:行き約900秒、帰り約700秒で約26分
2020年3月の胃カメラ :約1000秒で約17分
2022年3月の胃カメラ :数字を忘れたけど、10分ぐらい

と、大腸なら20分前後、胃なら15分前後って感じですね。

素数を数えるのもいいけど、時計が見れない場合も多いので、「あと半分で終わるぞ…」とか思えたほうがいいです。

術後5年の消化器外科での診察結果

気になる検査結果でしたが、診察室に入って早々に「特に異常なしです」と言われました。

CTで特に転移している様子は見られない。
血液検査は全部正常値。

腫瘍マーカーもよし。

1年前に気になっていた大腸の4mmほどのポリープは、今回の診断では3mm。
小さくなった訳ではなく、ミリ単位の場合は観察する角度や何やらで多少変動するもので、実際は「変化なし」と考えられるとのこと。
1年経っても変わらないということは、しばらくは気にしなくても大丈夫との診断。

なので、5年の経過観察クリア。
巷では「寛解」という言葉を聞いたりしますが、医師は「卒業」と言ってました。

これで大腸がんの一連の治療は完了で、通院も終了。
以降は普通の人のように、会社や自分で手配して健康診断を行っていくことになります。

5年を経過しての再発や転移が無いわけではないので不安は残りますが、カゼが治れば病院に行かなくなるように、大腸がんも同じですね。

もし治療を終え、検査する機会が減って不安という方は、継続的な検査が頼めるか担当の医師に聞いてみるといいかもしれません。

私の場合は、バッド・キアリの症状が見られることから、死ぬまで消化器内科に通うことになっておりまして、完全に病院行かなくていいとはならないため、下血があって不安なことを相談したら、消化器内科でフォローを継続してお願いできることになりました。

バッド・キアリの観察で半年ごとに検査し、ついでに2年おき大腸の内視鏡をやるという話で、約6年に及ぶ私の大腸がん治療は終了しました。

月並みですが、長かったけど、終わってみればという感じ。

今回の検査費用

・大腸内視鏡検査 … 8,540円
・CTと採血 … 6,740円
・診察 … 1,530円

で、合計16,810円(バッド・キアリの検診を含む)でした。

年間3万くらいの検査費用がなくなるのは、ありがたいところです。

おわり

以上、手術から5年目となる最後の定期検診についてでした。

1996年の下血から始まり、苦しかった、痛かった、お金が飛んでいった。
いろんな思いをした大腸がん(直腸がん ステージ3a)、無事に治療を終えることができました。

頑張って治療をしているのに、再発や転移で苦しまれている方には、あまりいい気がしない方もおられるかもしれませんが、病気に直面して絶望に支配されてしまっている方々に、暗い話ではなく、ちゃんと治ってる人もいるという光明を感じていただけたら幸いです。

そして、ハッピーエンドの大腸がん闘病ブログを作りたいと思って2019年に立ち上げたサイトですが、目標を達成しました。
googleは医療関係の個人サイトを上位表示しないので、なかなか見てもらうのは難しいのが悩みどころ。

治療を終えて、医師から情報を貰う機会がなくなり、新しい情報を提供することはできなくなりますが、記事の再考や大腸がんの術後、一生ついてまわる排便の悩みについて、何個か書けることがあるので纏めようかなと考えています。

ということで、
治療してくれた病院の方々、支えてくれた家族、心配しサポートしてくれた会社の同僚の方々とお客様、そして読んでいただいた皆様、メールいただいた皆様、ありがとうございました。