お腹に異常を感じて「自分は大腸がんかもしれない…」と情報を探している方は多いのではないでしょうか。
私も頻繁に下血するようになった頃、原因となる病気を色々調べました。
痔?腸炎?がん?
下血の原因となる病気が色々でてきますが、医者じゃないから知識は無いし、腸の中を見れないので分かるわけもなく…。
結局は、不安を埋める作業でしかなく…。
でも、医者に行くのはメンドクサイ。
そうこうしているうちに症状が悪化し、私のがんは進行していきました。
私の大腸がんとの付き合いは、2016年前半の妙な腹痛から始まりました。
その違和感から1年ほどで、腸が腫瘍で塞がりかかる程のスピードで悪化し、リンパに転移までしました。
軽い自覚症状から、約1年で手遅れ直前というスピード感。
検査に行くのが、あと1カ月送れていたら緊急入院でした。
人により進行速度は違うでしょうが、余裕こいてるとマジで危険です。
本記事は、初期症状と思われる2016年前半から、入院手術した約1年にわたる症状をまとめました。
人それぞれ症状は違うでしょうが、大腸がん初期症状のモデルケースとして参考になるかと思います。
下血から腸閉塞間際までを時系列で書いているので、同じ症状があれば、どの段階かの判断もできるかもしれません。
がんであれば、自覚症状がある時点で危険ですので、一日も早く病院に行ってください。
本投稿を見た方が、「症状が違うから平気だろう」と安心材料にしてしまうのではなく、検査や治療に行くキッカケになれば幸いです。
■大腸がん の症状について
私の体験の前に、大腸に腫瘍ができるとどうなっていくのを共有したほうがいいかと思ったので書きます。
知っていれば、次へ飛ばしてください。
医師ではないので、厳密な話はできませんが、素人なりに簡略化した説明ができればと思います。
で、大腸がん が進行して問題になるのは、「腫瘍による出血と腸閉塞」と「転移」が主となると思います。
腫瘍による出血と腸閉塞
腫瘍が大きくなるにつれて現れる症状としては、便などに血が混ざって出る「下血」と、腫瘍が大きくなって腸を塞いでしまう「腸閉塞(イレウスとも言われます)」が主なものです。
流れとしては、出血→閉塞となります。
下血で大腸がんの症状を検索している方々は、図の2個目か3個目あたりの可能性があります。
腫瘍は非常に脆いので、腸内の便の通過により傷ついて出血するそうです。
腫瘍が大きくなるにつれ、腸内で便が流れるのを邪魔し、たくさん刺激されてたくさん血が出る。
下血の際の血の赤さで腫瘍の位置が分かり、小腸に近い深い場所ほど腸内で変化を受けて黒っぽく、出口の直腸に近いほど鮮やかな赤い血が出ます。
私の場合は直腸がんだったので、いつも真っ赤な血が出てました。
そして腸内を埋めるほど腫瘍が大きくなれば、腸閉塞に繋がります。
文字通り腸が腫瘍で塞がれ、便が詰まって様々な悪影響が出るやつです。
ちなみに担当医いわく、小腸がんは非常に稀とのことです。
転移
そして、腸壁の浸潤による転移。
腸の表面にできた腫瘍は、進行するにつれ何層もある腸壁の深くへ侵食していきます。
エヴァンゲリオンで使徒のラミエルがドリルで特殊装甲をゴリゴリ削っていった、あんな感じ。
腸壁をどれだけ浸潤しているかで、がんのステージも決まり、術後の生存率にも繋がります。
早い段階で治療できれば腸壁が防御壁となって、がん細胞の拡散を最小限に留めることができます。
しかし進行するにつれ、腸の何層もの壁を突き抜け、そこにあるのは血管やリンパ管です。
血液やリンパ液の流れに乗り、全身に大量のがん細胞が流れます。
流れた先で定着してしまえば、そこで新たな腫瘍が作られてしまう遠隔転移が起きます。
大腸がんの場合、肺や肝臓に転移しやすいとのことです。
ステージ3は、リンパへの転移の個数でaとbがあり、多いとbです。
私の場合は、リンパ節への転移が1コ見つかったため、ステージ3aと診断されました。
腸壁を突き抜け、全身に流れていたということですね。
これらの出血・閉塞・転移が大腸がんの主な症状と認識しておけば十分かと思います。
■私の大腸がん 初期症状はどうだったか
で、実体験です。
前述の通り、最初期の自覚症状としては2016年前半の妙な腹痛から始まりました。
それ以前は、無症状です。
体調不良も腹痛もないし、血も出ない。
そこから1年ほど経った手術直前では、毎日下血を繰り返し、腸閉塞のような症状まで進行しました。
どこまでが初期か?というと線引が難しいので、
最初に自覚した症状から、入院・手術までの1年の症状を時系列でまとめました。
始めは痔だと思っていたのが、放置することで段々とシャレにならないことになっていきます。
2016年前半【最初の自覚症状】
この頃、不定期に下腹部、ヘソの下あたりがチクチクと痛むことがありました。
でも「なんか痛い」という程度で、放っておけば治まったので放置でした。
しかし、この痛みは月日が経つごとに頻度が上がり、痛みも強くなっていきました。
トイレに行きたい腹痛とは明らかに違い、変な腹痛だなーと思いつつ、普通の腹痛を耐える際のようにお腹を押したりして、痛みが消えるまで放置していました。
このチクチクと痛んだ場所は、ちょうど腫瘍のあった直腸のあたりです。
大腸には痛覚がないと言われ、痛みは感じないらしいですが、私には、このような痛みがありました。
2016年9月頃【健康診断の検便で陽性】
その後の秋ごろに会社の健康診断がありました。
毎年の健康診断で、前年まで特に異常はありませんでした。
この時の診断結果も大きな問題はなかったのですが、検便で潜血があるという結果が出ました。
便を2回採取するのですが、片方は陽性、片方は陰性と、片方に潜血反応が出たのです。
人生初の検便陽性です。
しかし、陽性が出た便の採取の日は腹を壊していて、既に出すものが無い状態だったため、無理矢理出しました。
なので、「片方陰性だし、うっ血した血が出たのかな」と勝手に納得して何も対応しませんでした。
大腸がんを放置して悪化させる方には、下血を痔と思って放置するケースが少なくないようです。
私は教科書通りのパターンですね…。
また、チクチクとした下腹部の痛みは次第に強くなっていたので、健康診断の最後の問診で「気になる症状はありますか?」と聞かれた際に相談しました。
が、「あまり痛いなら病院いってください」と言われるだけで、「聞くだけかい!」と憤慨したのを覚えています。
確かに、この時点で病院に行けばよかったのですが、病院に行くこと自体に抵抗感や金銭的なハードル、面倒くささがありますから、迷わず様子見を選んでしまいました。
2016年11月頃【初の大量下血を体験】
その2カ月後くらい経ったある日、トイレで用(大)をたし、流そうとしたら便器内が真っ赤になっていました。
人生初の大量下血です。
痔ではないのですが、これまでに何度か「切れた」という痛みで血が出てたことがありました。
その際は大抵、翌日には治っていたという経験から、この血も「またか」と思っただけで特に気にも留めませんでした。
思い返せば、ちょっと切れたなんてレベルじゃなく、食紅を垂らしたように便器の水が真っ赤。
切れた際とは出血量が違いました…。
2017年2月ごろ【下血の頻度が日に日に高まる】
その後しばらく出血はありませんでしたが、年が明けて親類の集まりで入ったトイレで、またもや便器が下血で真っ赤に染まりました。
ちとインターバル短くね?と思いつつも「とうとう慢性の痔になってしまったかもしれない」という方向でガッカリしたのを覚えています。
ここに至っても、切れただけだと。
大腸がんとは全く思っていませんでした。
2017年3月〜5月【腸内出血が始まり病院に行くことを決意】
その後の3月、4月と、下血の頻度が上がっていきました。
そして5月頃には、週1ぐらいで下血が起きるように。
また、腸内に血が溜まるとガスが生じるのか、便意と思って腹痛でトイレに行っても、血を伴ったオナラが頻繁に出るようになりました。
腸にガスが溜まる頻度も日に日に上がり、2〜3時間おきとか。
仕事中はもちろん、夜中にも何度もトイレに行き、血を流すようになってしまいました。
ここまでくると、様子見とは行きません。
ただ「これは確実にヤバイ」と思い、病院に行くことを決意。
どこの病院に行けばよいかと思っていたところ、電車のドアに貼ってあった「○○大腸肛門科」というシールの広告が目について、そこに行くことにしました。
この時は、まだ痔だと思っていました。
2017年6月【内視鏡検査で大きな腫瘍を発見。そしてがん宣告】
そして6月、多忙だった仕事が一段落したところで
「毎日下血しててヤバイので病院に行きたい」
と会社に告げ、休みを取って電車広告で見た大腸肛門科に行きました。
問診後に、
「診るので、脱いでお尻を出してください」
と。
凄まじい抵抗感。これが病院に行く最大のハードルですね…。
人生で初めて、尻に指を突っ込まれ、中をジロジロ観察されました。
で、軽く診察したところ、ダンディな先生に
「大腸炎ぽいが、よく調べたほうがいい。よく観察したい!」
と熱量を持って言われ、人生初の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)をすることに。
腸炎なら、薬飲んどきゃ治るらしい。よかった。
と安心しつつ、検査前に飲む下剤や低残渣食など、大腸検査キットをもらって帰宅。
低残渣食は、検査に際して腸内に残りにくいよう消化しやすい素材で作られたものです。
このクリニックでは、レトルトのパックで和食と洋食が選べました。
この時、腸炎ならすぐ治るだろうと安心した私は、検査の非日常感に少々ウキウキすらしておりました。
・大腸内視鏡検査でヤバイの見つかる
そして迎えた検査当日。
朝から下剤を2リットル飲んでトイレを往復し、腸内をからっぽにしてクリニックへ。
尻側に穴の空いた不織布のズボンを履き、薄暗い部屋で横になって鎮静剤らしき点滴を受けていると先生が来ました。
またも尻に指やらカメラやらを差し込まれましたが、前日に経験してるので抵抗感は薄かったです。
何ごとも経験ですね。
「ポリープがあったら、ついでに採っちゃうね」
などと軽い感じで、初の大腸内視鏡は始まりました。
内視鏡検査の部屋にはモニターがあって、視界の端に内視鏡の映像が見えるのですが、チラリと自分の腸内のピンク色のダンジョンが見えました。
が、少しすると、色々喋っていた医師が「あー、これは…」と言うと、以後言葉少なに。
内視鏡を抜いた後は、そそくさと去っていきました。
そして診察室に移ると、プリントアウトした腸内の写真をくれました。
写っている血にまみれてぶよぶよした、明らかにヤバイものを見ながら、「残念ながら、手術じゃないと取れない。がんかもしれない」という説明をうけました。
入院施設はあるけど、腫瘍の手術までは対応できないクリニックだったため、提携している大きな病院の先生が週1で来るので、改めて来るよう言われ、がんの可能性や人生初の手術という恐怖を抱えながら帰宅しました。
・軽い感じで、大腸がん宣告される
数日後、改めてクリニック行き、呼ばれて診察室に入ると新しい先生がいました。
そして挨拶して早々、
「端的に言って、がんです」
と結構軽いタッチで宣告されました。
ドラマみたいに家族に伝えるとかそういうのを想像していたので、「はぁ」としか言えませんでした。
「よく言う悪性とか良性とかいうのは…?」
と聞くと、
「悪性の腫瘍を”がん”と言いますので…」
とのこと。
夢も希望もない、悪性腫瘍。がん確定でした。
そしてそのまま、治すには手術以外ないこと、がんの治療方法などの説明をうけました。
「ご希望があれば、どこの紹介状でも書きますが、宛がないのであれば、ウチの病院で対応させていただきます」
と言われ、全く病院のアテは無いのでお願いします と紹介状をもらい、そこからの治療は後に入院する大学病院へ行くことになりました。
2017年6月末ごろ【日常的に腸内の出血でガスがたまる】
後日指定された日に、紹介された大学病院に行き、治療の説明を受けました。
患者が非常に多くて混んでいる病院のため、すぐには入院はできず、1ヶ月半後の8月頭に入院ということに。
いきなり入院より良いかと思っていました。
しかし、この入院までの1カ月で急激に症状が進行し、早く入院できなかったことを恨むことになります。
以降も普通に会社に行って働いて過ごしましたが、 相変わらず腸内に血が溜まって、ガスで腹が張り、頻繁にトイレに通って血の混じった屁を繰り返す日々が続きました。
また、腸が腫瘍で塞がれてきているのか、便も日に日に細く細切れになっていきました。
2017年7月【軽い腸閉塞が始まり地獄を味わう】
この頃から、明らかに症状悪化が加速しました。
ガスが溜まる頻度がさらに上がって、1時間おきぐらいにトイレへ駆け込むようになってしまいました。
そして、便意でトイレに行くのですが全く出てこない。
大腸がんの末期症状ともいうべき、腸閉塞らしき症状が出始めたのです。
・腸閉塞はシャレにならないほど苦しい
ふんばっても何も出ないのに、襲い来る便意。
トイレで座って耐え続けていると、体力が急激に消耗していって変な汗が溢れ出しました。
そして視界が昔のテレビの砂嵐のようになって薄れ、周りが色を失ってグレーになり、意識も薄れます。
ホントに視界から色が消えました。
この頃、トイレで何度も意識を失いました。
仕事は内勤とはいえ、我慢して働けるレベルじゃありません。
何も出ないのに強烈な便意が容赦なく襲い、薄れる意識の中で暫く横になっていると、少しずつ通過できた分が出て苦しみから開放される。
そんなことが繰り返されました。
特に、体に良いいと思って食べていたナッツ類。アーモンドやらピーナッツ。あれは危険です。
どう噛み砕いても、食うたびに一発で詰まりました。
以前、倒れた原因が便秘だったというニュースを見て「んなアホな」と思っていましたが、今はわかる。本当に意識が無くなります。
・腸が塞がってきたが、薬に助けられ何とか凌いだ
腸閉塞らしき症状も日に日に頻度を増してきて、普通の食事でも詰まる日が出てきました。
「これは入院前に死ぬかもしれんし、地獄すぎる」という日々。
どうすればいいか考えていると、ふと下剤で何とかならないものかと思い、最初のクリニックに相談に行きました。
入院する病院は、大学病院だからか患者数が凄まじく多く、余程の緊急じゃないと即日対応はしてくれないためです。
そして相談すると、「マグミット」と「パントシン酸」という2つの便を緩くする薬を出してくれました。
確かに、これを飲むと便が緩くなるのか、腸閉塞っぽい症状は起こらなくなりました。
控えめに言って神の薬でした。
でも時折飲み忘れると、やっぱり詰まってしまって地獄の苦しみを味わいました…。
初の下血から半年、薬が無いと体調を保てない体になってしまいました。
ただ、薬を飲んでも狭くなった腸内を便が通りやすくするに過ぎず、腫瘍で腸が塞がりきってしまえば効果はありません。
入院までの1ヶ月半は、いつ塞がりきってしまのではないかと不安な日々を過ごしました。
会社の皆さんも心配してくれ、不調な時は休ませてもらったり、早く帰してくれたり、非常にありがたかった。
かといって休んでしまえば生活費や治療費は払えないため、毎日トイレで血を流しながら働き、不安の中なんとか入院の日を迎えました。
2017年8月入院・手術【苦しみから開放】
入院直後から、手術準備のため食事はせず点滴のみになったために、腸閉塞の恐怖からは開放されました。
血は出続けたため、溜まったガスと血を抜くためにトイレに行く必要はありましたが。
そして入院から数日経って手術。
麻酔の注射は痛いですが、手術自体は全身麻酔で寝ている間に終わっており、全く痛くも痒くもなかったです。
そして術後は、これまでの苦しみが嘘のよう。
血が溜まらないし、トイレは腸の位置が変わったためか多少の不具合はありますが、おおむね普通に。
健康って何て素晴らしいのだと身にしみて感じました。
以上が、時系列で見た大腸がんの初期症状から進行した症状までの話です。
大腸がんの進行速度は年齢や個人差はあるでしょうが、40代前半の私の場合は自覚症状から1年ほどで危険な状態になりました。
■チクチクした腹痛は最初期の症状について
前述の通り、2016年の前半ぐらいから、下腹部がチクチクする謎の腹痛が不定期に起こるようになりました。
全ての方に起こるとは限りませんが、個人的にこれは、大腸がんの最初期症状であったと考えています。
・日が経つにつれ、段々痛みが増していった
はじめの頃は、ヘソの下あたりの下腹部が軽くチクチクと痛む程度で、放っておけば治るという感じでした。
トイレに行きたいという、よく感じる腹痛とは明らかに違うものです。
そして、その痛みは日が経つにつれ強くなっていきました。
放っておけば治まるので、そのまま過ごして秋頃、ちと無視し難い程度に強くなっていました。
「痛ぇ…」と声に出すレベルのチクチクです。
もちろん、何度もgoogleで検索しましたが、 検索結果には生理痛やら泌尿器系の疾患がでてきて、私は男なので「小さい尿道結石とかなのかなぁ…」と思っていました。
その後、次第に下血も始まって腹痛の発生から約1年、大腸内視鏡検査の結果、大きな腫瘍が見つかって病理検査の結果、大腸がんを宣告されました。
・大腸に痛覚は無いと言われそうですが…
大腸は痛みを感じづらい臓器だそうで、私が体験した「チクチクした腹痛」は、医学的に関係ないのでは?と思うところがあります。
しかし、手術の1年ぐらい前までの人生はもちろん、手術以降も一切チクチクしたあの痛みは生じていません。
つまり、下血が始まる少し前から手術前までだけ。
大きな腫瘍を抱えていた時期のみ、その痛みがあったということです。
こりゃ関係ないとは思えないわけです。
人により、腫瘍の場所により症状は異なるため、同様の腹痛が無いことを安心材料にはしないで欲しいのですが、逆に、チクチクした腹痛に思い当たる方は、かなり怪しいです。
直ちに検診に行くべきとお伝えしたい。
■終わりに:症状が出ているなら、一刻も早く病院へ
不安に感じている時点で、直ちに検査をしていただきたいですが、自覚症状が出ている方は特に、病状が進んでいると考え、一秒でも早く検査してください。
既述の通り、私が自覚症状を認識してからは、一気に病状が悪くなりました。
がんは、1年で転移するほどのスピード感なのです。
私が1カ月でも検査を先送りにしていたら、腸閉塞でぶっ倒れ、問答無用で大腸がんの緊急手術になっていた可能性もあります。
検索で安心できる情報を探しても治らない
これを読む方は、下血や腹部の違和感で「大腸がんかもしれない…」と思っている本人か、その身近にいる方が多いと思います。
過去の私は、トイレに行って血を見ては症状で検索をして、不安を否定してくれる情報を探していました。
でも、検索して情報を集めても不安材料しか集まりませんでした。
色々な病気が候補として出てきて、想像する最悪シナリオのパターンが増えるだけです。
結局、安心するためには検診で原因を特定し、病気であれば必要な治療を始めるしかありません。
私は、大きな病気にならずに何十年も生きてきたので、このまま病気とは無縁の人生を過ごせるものだと思っておりました。たぶん多くの方も、そうだと思います。
そんな健康に生きてきた人が、医者に行くというのは、非常にハードルの高い行動だと思います。
でも、それによって後に更に恥ずかしい検査や、面倒で高額な治療が必要になったり、障害が残ったり、命に関わったりします。
どうしても病院に行けない場合、郵送検査キットも
疑わしい症状が出て不安だけど、病院に行くのは難しかったり、健康診断まで遠いという方は方は、自分で便や血液などを採取して郵送するキットもあるようです。
メディアなどにも取り上げられている、人間ドック並の検査を、病院と同等の精度で、自宅にいながら受けられる、日本で唯一のキットだそうです。
- 医師による結果解説(電話)
- 看護師による健康相談チャット
- 名医紹介サービス
- がんセカンドオピニオン相談
と、検査だけでなくアフターサポートも充実している様子。
少々値は張りますが、どうにもならなくなるまで放置した場合のお金や時間、ずっと続く不安を考えれば、許容できる範囲ではないでしょうか。
検査に行く勇気を
病気と確定してしまうのも怖いことですが、放置するほどに病状は悪化するものです。
調べて何もなければ、それ以上悩むこともないし、その後数年は安心です。
最悪見つかっても発見が早ければ、入院も抗がん剤も、それにかかる多額のお金の不安も要らないかもしれません。
より大きな時間、お金、人生を奪われないよう、異常が感じられたら、意を決して調べるようお願いします。